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樋渡

恒例になってきた「樋渡」さん。
お料理とおもてなしが素敵で、居心地が良いので、ついつい通ってしまいます。

隣のイタリアンも美味しいらしくて、行ってみたいんですけどね。
夜は京都の居酒屋や立ち飲みが大好きで、なかなか機会がないんですよね。

さて、五月の中旬のお料理。

寒い時期も終わり、最後の煎茶。
(夏になると自家製の梅酒に代わる)
この昆布出汁スタートが、いつも味覚と胃を整えてくれる。
さすが、桜田さん出身です。

アペリティフは竹鶴

長崎のヤリイカ、わた、山菜、こごみ、土佐酢のジュレ
夏を思わせる構成。
薄く滑らかなイカの舌触りが良い!
そしてワタのコクが押し寄せてくる。
さりげなく山菜、こごみの薬味の仕事がいいね!
こういうのを体感できるって口福!
今回の構成
最高!

金目、一寸豆、ウド、五月なので流鏑馬に因んで矢の形。
透明感。
何度見ても美しい。
片栗でコーティングされた金目。
箸で割るとキラキラした脂が溢れ出し、旨味成分が広がる。
春の発情!
一寸豆のシャクっとした食感と風味が春を彩る。

どんなに気温が上がろうと、竹鶴は熱燗にかぎる。
米の旨味が広がる。
米は炊きたての熱い状態が一番旨いでしょ?
日本酒もやっぱりそう思う。
熱い日本酒が旨い!
竹鶴って、それが実感できるんですよね。
(酒飲みの大将の日本酒論と一致)

愛媛の鯛はモッチリ、ムッチリ。
特に今日のは、かなりセクシーな鯛。
鹿児島の本鮪
イサキ

そして、竹鶴熱燗。

甘鯛のチマキ、淡路の鱧寿司
旬のユニット。


長崎県産太刀魚の炭火焼
超絶肉厚の太刀魚!
北海道の鮭かと思うぐらいに分厚い。
太刀魚は厚い方が旨い!

やっぱり生酛がすき。
芳醇な香りに魂を持ってかれる。

たるトマト、せんりょうなす、うすい豆、新生姜
透き通る優しいお出汁が、素材にたっぷりと しみ渡っている。
丁寧さが伝わってきます。

毎度楽しみにしている土鍋の中身。

キラキラしてる。
白い艶やかな白米。
甘い香りがたまらん。
(最近気づいたけど、白米だと残さず土鍋の中身がなくなる。
混ぜ御飯だと、少し残しておにぎりにしてもらっている。
おにぎりだと、おやつの時間に楽しめるんですけどねw)

最強の食卓が完成!
おかずは、鰹のタタキ。
そしてお漬け物。
日本人で良かったよ。

この鰹が素晴らしかった!
藁の香。
ねっとりと舌に絡みつく、しなやかな鰹。
そのまま食べても酒と楽しめる。
ご飯と食べても楽しめる。
合わせる原料は、米。
米最強説です。
お漬け物が、ぺそら漬けといって茄子を塩と唐辛子で漬けたもの。
ペソラ漬けは、山形県の郷土漬け物で、素っ気ないという意味ですが、味は素っ気なくない。
ピリリと効いた唐辛子の主張と保存料の塩が効いていて、白い米が止まらない!

ずいきの赤出汁で完成。

従兄弟のお兄さん家に遊びに行って、美味しい食事を作ってもらう。
最近、そんな感覚になってきております。

女将さんの「おもてなし」と会話に癒される。
京都がどんどん好きになってゆく。

両親にも味わってもらえてよかったです。
母の日と父の日の中間の日程。
喜んでもらえました。
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- 2015/08/10(月) 22:02:05|
- 和食
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